ダイナミックストレッチでは筋肉の柔軟性は改善されない?~ストレッチの知識③~
おはようございます!
日本人のヘルスリテラシーを高めることが目的のパーソナルトレーナー、向井ひろみです!
昨日まで2日間、ストレッチの正しい知識をご案内しています。
ストレッチの正しい知識をご案内したいと感じたのは前日までの記事でもお伝えしていますが以下の理由です
- ストレッチには動的ストレッチや静的ストレッチのように種類がある
- ストレッチは種類ごとに身体に起こる反応や効果がかなり異なる
- ストレッチは目的によってやり方が異なる
ということをご存じの方というのはけっこう少ないと思います。
違いや効果、目的を正しく理解していないと自分自身がストレッチを行う目的を果たせない可能性があります。
目的と違うことをやっても体にとってプラスの反応自体は起こるため無意味ではありませんし、当ブログのモットーとしてやらないよりはやったほうがいい精神があるので現在ストレッチを習慣でやっている人が素晴らしいことには変わりありません。
ただ、より効果的に行いたいという場合は本日からストレッチの知識を増やしていただけるといいかと思います。
という訳で、本日はこちらの知識をご案内させていただきます。
③ダイナミックストレッチで身体が動きやすくなるのは筋肉が柔らかくなったわけではない
まず、「ダイナミックストレッチとは何ぞや?」という方は以下の動画をご覧ください
この動画、結構活用してます笑
ダイナミックストレッチは動画のように、動きの中で関節をいろいろな方向に動かすことで可動域を広げるストレッチです。
しかし、昨日までの通り筋肉の柔軟性を高めるためには「痛気持ちいいと感じるところまで狙った筋肉を伸ばし、伸びを感じてから20秒~30秒深呼吸をしながら静止する」必要があるとお話ししました
ダイナミックストレッチではその要件を満たさないのですが、ではどのような仕組みでどのようなメリットがあるのでしょうか
◇伸張反射が起こる
伸張反射とは、「急速に引き伸ばされた筋肉は急速に縮む」というものです。
スクワットで一番下までしゃがんで立ち上がる瞬間やベンチプレスでバーを胸まで下ろして持ち上げる瞬間はこの「筋肉が急速に引き伸ばされてから急速に縮む」ということが起こっています。
なのでダイナミックストレッチでこの「筋肉を素早く伸ばしてその勢いで縮ませる」ということを頭に入れて行うことで実際のトレーニングでも動作の切り返し部分を強くスムーズに行うことができるのです。
◇筋力が向上する
ここでいう筋力とは「重さ×移動距離」と定義します。
どれくらいの重さをどれくらい動かせるかということです。
またベンチプレスやスクワットで例えますが、同じ重さでスクワットをしても脚が長い人のほうが移動距離が長く持ち上げるのが大変です。
ベンチプレスだと腕が長い人のほうが同じく移動距離が長く持ち上げるのが大変です。
大変なのは、移動距離が長い分より必要な筋力が大きくなるからです。
このことから、筋力は重さだけでなくそれに移動距離を掛け合わせたものということが伝わるかと思います。
ダイナミックストレッチではその動作の範囲を広げることによって、広い範囲の移動距離の動きをスムーズにすることができ可動範囲全体での筋力向上効果が期待できます。
というように、筋の柔軟性向上に寄与はしていないですがダイナミックストレッチによりスムーズな動きがしやすくなるため「身体が柔らかくなった」「軽くなった」という感覚になります。
身体が硬い人はそれだけだと不十分なのでスタティックストレッチもやっていただきたいのですが、ダイナミックストレッチもスタティックストレッチとは異なるメリットがあるので、時間を見つけて1種目でも行って身体が軽くなるのを感じてもらえると嬉しいです。
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