肉は部位に気を付けよう~食品別脂質量の目安①~
こんばんは!自由が丘と川崎市多摩区で活動するパーソナルトレーナーの向井ひろみです!
昨日は脂質の1日の摂取量の目安をお伝えしました。
今日からは何日かかけて「あの食品にはどのくらいの脂質量が含まれているの?」という知識が少しでも増えればと思い、いろいろな食品の脂質量をまとめて紹介していきます。
ただ、脂質量を知る目的は1日の脂質摂取量を厳格に管理することではありません。
なぜならば脂質の摂取元が動物であれ植物であれ、生物を摂取するのですからそこには必ず誤差が発生します。
コンビニやスーパーで食べ物を買った際に袋に書いてある食品成分表ですら(何キロカロリーあって糖質が何グラムで脂質が何グラムで・・・的なもの)は20%の誤差が認められています。そのくらいグラム単位で管理するのは不可能ということです。
とはいえ、この食品は脂質が多いのか少ないのかをざっくりでも知っておくことで脂質の摂取を気を付ける際の大きなヒントになります。
ノーガードで脂質をどんどん摂取するのとはさすがに結果に差が出ます。
あと、これは個人的にですが、おいしいものを食べたいときや家族や友人との食事を楽しむ際に過剰に気にすることは精神衛生上よくないのでお勧めできません笑
短期間で痩せたい人は話が別ですが、ダイエットを長続きさせてかつ変わった体を維持したい人は楽しむときは楽しみ、普段の食事で気を付けるくらいがちょうどいいです。
前置きはこんな感じにして、今日は主要な「肉」の脂質量を紹介します。
肉は「グラム」単位がわかりやすいので100g当たりの脂質量を紹介します。
また、重要なたんぱく源ということで摂取できるたんぱく質も併せて紹介します。
(参考までに、通常1日に必要なタンパク質量は体重1kgあたり1g、筋肉をつけたい人やダイエットを頑張りたい人は体重1kgあたり2gです)
1日の摂取カロリーに占めるタンパク質の摂取目標は13~20%、脂質の摂取目標は20~30%です。
ここから向井が独自にこれらの食品を
- 低脂質高たんぱくのダイエット向け食品(タンパク質が脂質の2倍以上)
- 脂質とたんぱく質のバランスが比較的良い食品(タンパク質が脂質の1倍~2倍)
- 食を楽しむと割り切って食べる食品(脂質のほうがタンパク質より多い)※ダイエット向きではない、とは表現しません笑
に色分けをするのでグラム数を覚えるのは大変と思う方はこちらも参考にしてください。
参考元はこちらのサイトです
簡単!栄養andカロリー計算 -無料でカンタン栄養計算・カロリー計算- (eiyoukeisan.com)
牛肉(100gあたり)
- 肩(脂身あり)・・・脂質22.3g/タンパク質17.7g
- 肩(脂身なし)・・・脂質19.8g/タンパク質18.3g
- 肩(輸入)・・・脂質10.6g/タンパク質19.0g
- バラ・・・脂質50g/タンパク質11g
- もも(脂身あり)・・・脂質17.5g/タンパク質18.9g
- もも(脂身なし)・・・脂質14.2/タンパク質19.8g
- もも(輸入)・・・脂質9.6g/タンパク質21.2g
- 肩ロース(脂身あり)・・・脂質37.4g/タンパク質13.8g
- 肩ロース(脂身なし)・・・脂質36.5g/タンパク質14.0g
- 肩ロース(輸入)・・・脂質17.4g/タンパク質17.9g
- サーロイン(和牛)・・・脂質47.5g/タンパク質11.7g
- サーロイン(輸入)・・・脂質23.7g/タンパク質17.4g
- リブロース(和牛)・・・脂質44.0g/タンパク質12.7g
- リブロース(輸入)・・・脂質19.5g/タンパク質18.5g
- ひき肉・・・脂質15.1g/タンパク質19.0g
- ヒレ(和牛)・・・脂質15.0g/タンパク質19.1g
- ヒレ(輸入)・・・脂質4.8g/タンパク質20.5g
牛肉は比較的脂質が多いです。もちろん栄養素としての優秀さは脂質とたんぱく質だけでは測れませんが、たんぱく源が牛肉だけだと脂質過多になりやすいといえそうです。牛肉に限らずですが「肉はたくさん食べても太らない」は部位により異なるので気を付けましょう。
もちろん、食を楽しむときはそんなこと気にせず食べたいですけどね。サーロインステーキの脂質を気にしながら食べたらおいしくないですよね笑
豚肉
- ロース(脂身あり)・・・脂質19.2g/タンパク質19.3g
- ロース(脂身なし)・・・脂質11.9g/タンパク質21.2g
- 肩ロース(脂身あり)・・・脂質19.2g/タンパク質17.1g
- 肩ロース(脂身なし)・・・脂質16.0g/タンパク質17.8g
- バラ・・・脂質34.6g/タンパク質14.2g
- もも(脂身あり)・・・脂質10.2g/タンパク質20.5g
- もも(脂身なし)・・・脂質6.0g/タンパク質21.5g
- ひき肉・・・脂質15.1g/タンパク質18.6g
- ヒレ・・・脂質1.9g/タンパク質22.8g
豚肉は牛肉と比べて脂質の少ない部位が多いです。しかし、外食で使用されている豚肉は豚バラ率高めです。牛肉同様おいしくいただくのが目的のときは気にする必要ありませんが普段から豚バラばかりだと改善の余地ありかもしれません。
明日は鶏肉、加工肉、卵の脂質をお伝えしていきます。
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