ヘルスリテラシーを高めよう~自由ヶ丘、川崎のパーソナルトレーナー 向井ひろみ~

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【野球】スワローズ戦考察vol.33(11/24 対オリックスバファローズ)

おはようございます!自由が丘と川崎市多摩区で活動するパーソナルトレーナーの向井ひろみです!

 

昨日の日本シリーズはスワローズが勝利し2勝1敗とリード。

しかし昨日の試合も接戦で余裕のある試合は全くなし。

見てるほうは楽しい(いや、ファンにとっても心臓に悪い笑)かもしれませんが、選手たちはこんな緊張感の中毎日戦ってパフォーマンスをしっかり出せてさすがアスリートだなと感じます。

 

勝ち負けももちろん気になりますが、これからもハイパフォーマンスな戦いが見たいなと思います。

 

ヤクルト 2-1 オリックス

 

スワローズ先発は41歳の大ベテラン石川投手、対するバファローズ先発は23歳期待の星山﨑颯一郎投手。なんと年齢差18歳の戦いである。ベテランの経験か、怖いもの知らずの若手か、どちらが自分のピッチングができるのだろうか。

 

まずは石川投手、今日はコントロール抜群で自由自在な投球ができていた。石川投手はパ・リーグ相手に相性がよい。というのもパ・リーグは力強いピッチングをする投手が多く石川投手のような左の技巧派の先発投手はいないのではないかと思う(いたらすみません)。普段対峙しないような投手相手が故にバファローズ打線が対応しきれてないように思えた。6回に2安打され1エラーも絡んで点を失うも6回で3安打1失点、吉田正尚選手から三振を奪うなど5奪三振。最高のピッチングであった。

 

一方山﨑颯一郎投手は球種の中のストレート率が50%を超えるストレート主体のピッチャー。初回は割と変化球も混ざっていたが半分くらいはストレートだったか。スワローズ打線はストレートはなかなか捉えられなかったが変化球をしっかり捉えた。颯一郎投手のストレートは力があり捉えるのが難しいとの判断か。ただ唯一の得点のサンタナ選手のホームランの打席は全球ストレートであった。それでも初めてのシリーズ登板を5回1失点にまとめたのだから上出来だろう。両先発投手降板時のスコアは1-1であった。

 

それまでの得点シーンは全てサンタナ選手が絡んだ。2回裏は外角高めのストレートを昨日と同じような軌道でライトスタンドへ。その時はミュートで見ていたので昨日のリプレイを流しているのかと思ったらLIVEだった笑。率は低けれど要所で2発のホームランを打たれると明日以降村上選手と勝負を避けることは難しくなった。7番オスナ選手も毎日1安打しており、バファローズ投手陣は徐々にスワローズ打線を驚異に感じてきたのではなかろうか。

バファローズ得点シーンは6回表。2アウトから福田選手がヒットで出塁、続く宗選手がカウント3-2となり福田選手は自動スタート。そこで宗選手がライト前に放った打球をサンタナ選手がファンブルしなおセカンドへ送球。まさか1塁ランナーがホームに帰ってくるとは思ってなかったというプレーだった。しかし自動スタートで俊足の福田選手と考えると油断する暇はないはずである。ファンブルの後のもたつきが招いた失点であった。

 

そして野球は面白いことにミスした選手にすぐ回ってくる。6回裏、バファローズのピッチャーは増井投手。ベテランではあるが力のあるストレートを山田選手に投じるもフォークが全く決まらず四球。続く村上選手にもストレート3球のあとのフォークが落ちきらず鋭い当たりがファーストへ。しかしここでファーストT岡田選手が好捕しそのままベースを踏んで2アウト。そして先ほどミスのサンタナ選手に回る。ここは自分で打って返したいところだが我慢してフォークを見極め四球で出塁。本当によく我慢したと思う。その想いに中村選手もライト前で続き2アウト1,2塁。ここでバファローズは増井投手から比嘉投手にスイッチ。アウト2つとったものの全ての打者にいいところがなかったのでやむ無し。

そしてオスナ選手は初球からホームランを狙っているかのようなフルスイング。「おいおい…」と言いたくもなるが実は変わったピッチャーにとってあそこまでしっかり振られるのは嫌なものである。そして追い込まれてからは比嘉投手の得意なスライダーをしっかりミートしセンター前へ。ここでサンタナ選手が自分で失った1点を取り返すべく激走でホームインし2-1と勝ち越し。ミスをして自分で取り返したいのに我慢して仲間を信じて四球で出塁したサンタナ選手。それを返したのが盟友のオスナ選手。オスナ選手の喜びも半端ではなかったこのシーン、感動してしまった。

 

2-1とリードしたスワローズはその後石山投手ー清水投手ーマクガフ投手とつなぎ1点差を逃げ切った。マクガフ投手はピンチを招いたがランナーを出しても自分のピッチングができており心配はいらなかった。

 

いよいよ王手をかけたスワローズ。明日のゲームは復活の原投手か、それともリーグ優勝を決めた日の先発投手で勝ち運のある高梨投手か。どちらが出てきても総力戦になることは間違いない。

一方バファローズの先発投手は「山◯」投手とのこと。順当にいけば山﨑福也投手。後がないから山本投手という可能性もある。それとも手術から奇跡の復活の山岡投手か。明日のメンバー発表が楽しみで仕方ない。

 

なお、今日こういうシーンがあった。

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今までは勝つためにわざわざデッドボールでないことを自己申告するなんてもったいないなと思ったし、とかむしろ当たってないものをアピールする選手もいてそれに対し特になにも思わなかった。

でも今回のような史上稀に見る好ゲーム、たとえ運も実力のうちとは言え実力以外のところで勝負が決まってしまうのはお互いにとって不本意だろう。それを自ら体現して見せた青木選手に最大の賛辞を送りたい。正直者は報われる世の中であってほしいと思った。