ヘルスリテラシーを高めよう~自由ヶ丘、川崎のパーソナルトレーナー 向井ひろみ~

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【野球】スワローズ戦考察vol.32(11/23 対オリックスバファローズ)

おはようございます!自由が丘と川崎市多摩区で活動するパーソナルトレーナーの向井ひろみです!

 

プロ野球日本シリーズは1勝1敗でオリックスの本拠地京セラドームでの2連戦を終え、スワローズの地元東京で3連戦を戦います。

 

スワローズの本拠地は神宮球場ですが、神宮はこの時期高校、大学野球の全国大会である神宮大会が開催されるため使用できません。例年は日本シリーズが10月末からなので影響ないですが、今年はオリンピックの中断があったためこのようになりました。

神宮は学生野球のほうが歴史が長く優先権が学生野球にあるんです。

 

しかし、11月末の神宮の夜は寒いので選手にとっては東京ドームのほうがやりやすいかもしれません。

むしろ観戦するファンにとっても東京ドームのほうが暖がとれるので応援に集中できるのではないでしょうか?

TVで応援するファンにとっては違和感ですが、選手及び現地観戦ファンファーストということで笑

 

11/23 ヤクルト 5-4 オリックス

両者一歩も譲らないシーソーゲームは東京ドームらしく最後は一発で試合が決まりスワローズが勝利した。

 

スワローズ先発は小川投手。シーズン終盤は不安定な投球が続きCSは登板機会なく、このシリーズも奥川投手、高橋投手に開幕カードを譲る。しかし前回シリーズを経験している貴重な選手であり、その経験を活かせるか。

対するバファローズ田嶋投手は小川投手とは対照的にシーズン後半に調子を上げ、CSでは2戦目に登板。ただスワローズ打線は今年の交流戦で田嶋投手をノックアウトしているということもあり、調子が上がった今スワローズ打線にどの程度通用するか。

どちらにせよ、個人的には投手戦にはならないと予測していた。

 

立ち上がり、小川投手は抜群のコントロールを見せ三者凡退。特にシーズンでほとんど三振しない吉田正尚選手から三振を奪ったのは圧巻である。小川投手は同じ右でコントロールが良く、その上球威もある奥川投手の後や翌日に投げると相手打線が奥川投手に目が慣れており、若干球威の劣る小川投手は苦にせず打ち込まれるケースが多かった。今回は間に左で球威はあるがコントロールはアバウトな高橋奎二投手を挟んでいたことも小川投手にとってプラスに働いたか。

 

対する田嶋投手は初回はストレート押し。そのストレートを青木選手や山田選手にいい当たりをされるがモヤ選手、福田選手の好守備に阻まれこちらも三者凡退。

次の回も田嶋投手は変化球が抜けぎみでスワローズ打線は2アウト満塁のチャンス。バッターは小川投手であるがカウント3-0と田嶋投手を追い込む。その後も野手顔負けのファウルで粘りを見せるが最後は読み負けて見逃し三振。しかし今日の田嶋投手の調子をみるところ得点はできそうな雰囲気であった。

 

続く3回表、小川投手は先頭の紅林選手にヒットで出塁を許す。ここで続く伏見選手はバントの構え。そしてスワローズ守備陣はファーストのオスナ選手が猛チャージを仕掛ける。この猛チャージに私は疑問を持った。理由は

  • 次が9番の田嶋投手のため、送ってもらって1アウトもらい田嶋投手も打ち取り2アウト2塁で勝負できる可能性がある。
  • 東京ドームでの試合で田嶋投手の調子及びバファローズのリリーフ陣の力量を考えると1点ゲームにはならないと予想される。
  • バファローズはCSで連続バスターを決めているため、猛チャージにはリスクが伴う。大きなリスクを冒してもランナーを2塁に進めたくない場面でもない

以上のことからさっさとバントしてもらったほうがいいと思っていたが、スワローズ守備陣はその後もいろいろなことを想定しすぎているように見えた。結果伏見選手はバスターでショートゴロを放つがバントシフトで2塁方向に走り出していた西浦選手がほんの少し逆をつかれる形となり若干慌てて打球はグラブの下を抜けていった。その結果0アウト1,3塁とピンチを広げてしまった。その後宗選手にタイムリーを打たれ1点を先制された。

しかし、小川投手は続く吉田正尚選手と杉本選手を打ち取り最少失点に抑えた。調子自体は良いと見られる。

 

回は進み5回裏、1アウトから青木選手がヒットで出塁。ここでバファローズは田嶋投手から右のサイドハンド比嘉投手にスイッチ。田嶋投手は徐々に変化球のコントロールがついてきて厄介と思っていたから山田選手にいい当たりを2打席されてたとはいえここでの交代はありがたかった。比嘉投手はさすがの火消し力で山田選手をショートゴロに抑え2アウト2塁。そして続く村上選手の打席で同じく右のバルガス投手にスイッチ。村上選手はこのシリーズ速い球に合っていないためこのリリーフも理解はできる。しかしそのバルガス投手は村上選手とサンタナ選手に連続四球で2アウト満塁。そして中村選手がセンターへ2点タイムリーを放ち逆転。この間に宗選手のエラーも絡みスワローズが3-1とリードした。

 

続く6回表、それまでまさかの2打席連続三振をしていた吉田正尚選手が左中間を破るツーベース。そして続く杉本選手が小川投手のベルトの高さのストレートを引き付けてライトへ同点2ラン。小川投手の球も甘かったがストレートを詰まることを恐れず引き付けてライトにあの打球を打てることが杉本選手がホームランキングをとるだけではなく3割を打った所以であると感じた。

6回終わって3-3。おもしろすぎるが心臓に悪い笑

 

7回表、スワローズはシリーズ初登板のスアレス投手。しかし全くコントロールが定まらず先頭の伏見選手に四球。やはりシリーズ初登板の緊張はあるだろう。バファローズはここで若月選手を代打に送ってバントを決め1アウト2塁。個人的に登板してコントロールに苦しみアウトを1つもとれていないピッチャーに対し簡単に送りバントをすることは疑問である。なぜならピッチャーはアウト1つでリズムに乗ってしまう可能性があるのとバントをしてもらうために適度に力を抜いて投げることで感覚が良くなることがあるからである。特に今日のスアレス投手は2,3人四球出しても不思議ではない内容であった。7回ではあるが両チームリリーフが今シリーズ不安定なところがあるためまだ一点勝負ではない。結果続く福田選手にも四球を与え1アウト1,2塁のピンチを招いて田口投手にスイッチしたが、1アウトとれていたことが大量失点には繋がらなかった。

田口投手は宗選手をいわゆる「インズバ(追い込んでからインコースギリギリにストレートを決める)」で見逃し三振。続く吉田選手に低めの変化球をうまくレフト前に落とされ失点するがいい球を投げられており、第4戦以降も期待がかかる。

そして杉本選手を申告敬遠し2アウト満塁でかつてのクローザー石山投手が登板。その石山投手、ストレートがえげつなく早くスライダーとフォークも冴え代打のジョーンズ選手を空振り三振に斬る。今日の投のヒーローは次の回も3人でピシャッと抑えた石山投手で間違いない。

 

1点を追う7回裏、オリックスのピッチャーはこのシリーズいい味を出してる吉田凌投手。先頭の青木選手がライト前で出塁。続く山田選手が外角高めのストレートをフルスイングし打球はライトへ。逆転ツーランかと思いきや若干詰まっていたか失速しライトフライ。そして村上選手は吉田投手のスライダーにキリキリ舞いで三振。

2アウト1塁のチャンス広がらずサンタナ選手が打席へ。そして迎えた3球目のスライダーが2球目より遥かに甘くサンタナ選手が強振。打球は山田選手と同じようにライトへ。しかしスライダーであった分詰まらず打球はスタンドへ。逆転のツーランとなり5-4となった。サンタナ選手はシリーズ初安打が価千金のホームランとなった。

 

試合はそのまま9回表。マウンドには初戦リリーフ失敗したマクガフ投手。先頭の若月選手に安打され福田選手のバントで初戦がよぎったが今度は1塁へ安全に送球(若干逸れてたが笑)。1アウト2塁から宗選手をファーストゴロに抑え2アウト3塁。そして迎えた吉田選手は初戦のこともあってか相談の上申告敬遠。今日ホームランを放っている杉本選手との勝負を選んだ。その杉本選手にインコースをどんどん攻め詰まらせてファーストゴロでゲームセット。スワローズが2勝目を上げた。

 

…1試合で約3,000文字。試合見てるときから「今日のブログは長くなる」と思ってました笑